公開日:2026/5/19

【リピワンアワード@愛知 特別インタビュー】世界を見てきたからこそ伝えたい、日本の飲食業界を活性化させる「シェア」の文化

愛知にきたらコレ食べてみ!

ピカイチ 今池

愛知の飲食シーンを、お客様の声と共に共創する「リピONEアワード@AICHI」
2026年6月の開催に向け、現在、愛知を代表する多くの飲食店の参画が見込まれています。

「名古屋メシ」という言葉が全国的に浸透しているように、独自の食文化が深く根付くこの地において、現場を支える最新テクノロジーや革新的なサービスの存在は欠かせません。そこで今回は、本イベントをスポンサーという形で盛り上げてくださるグローバルフードソリューション株式会社 代表取締役社長 清水 貴之様にお話を伺いました。

清水様が抱く飲食店への熱い想いや、現在の飲食業界が直面している課題、そしてそれらを解決へと導くソリューションの展望とは。独自の視点から語られる業界の未来像から、地元・愛知での「一押しグルメ」まで、幅広くお聞きしました。

一生お酒が飲める「ピカイチ」のごぼう炒め。エネルギーを感じ、人と繋がる街

ーーまずは、愛知・名古屋エリアの印象からお聞かせください。「愛知に来たらコレを食べる!」という社長のイチオシはありますか?

名古屋に来た時によく行くのが、今池にある中華の「ピカイチ」さんですね。名古屋では結構な有名店だと思うのですが、お酒と一緒に楽しむ場として愛知に行く際の定番のお店になってきています。

特におすすめなのが「ごぼうと細切り肉の炒め」。これはもう、お酒を一生飲めるくらいの美味しさなんです。私は中華には紹興酒を合わせる派なのですが、ビールやレモンサワーにも最高に合います。名古屋は味噌やひつまぶしのイメージが強いですが、こうした実力派の中華があるのも層の厚さを感じますね。

また、弊社の役員やメンバーに愛知にゆかりのある人間が多く、ピカイチさんで彼らを通じて名古屋の経営者の方々と繋がる機会も増えています。東京からも近いので、非常にコミュニティが作りやすく、ビジネスとしてのエネルギーを感じる街という印象です。

洗い場から役員、そして海外赴任で代表まで。飲食現場での実体験を「仕組み」に変えて届ける

ーー御社の事業内容と、普段どのような形で飲食店をサポートされているか、サービスの特徴を交えて教えてください。

コンサルティング、マッチングプラットフォーム、そして単独のソリューション事業の3つを展開しています。いまの私自身に繋がっている原点としては、新卒で「丸亀製麺」を運営する株式会社トリドールホールディングスに入社したことです。そこで幸いにも最年少でいろいろな経験をさせてもらい、現場の洗い場から子会社を含めた役員、そして海外法人の代表まで務めることができました。

世界17カ国での展開を管理し、海外での成功も苦労も見聞きしてきた経験を活かし、国内の飲食業を盛り上げるお手伝いをしています。現在、社内のコアメンバーは10名ほどですが、プラットフォームには約100名のプロフェッショナルが登録しています。

「餅は餅屋」という考え方で、商品開発や経営管理など、それぞれの得意分野を持つ専門家をマッチングさせる。雇用という枠に縛られず、フリーランスや経営者同士がフレキシブルに助け合う体制で、月間約50社、累計1,000件以上の案件に関わっています。

「隣の店は敵」ではなく、「シェア文化」でいきいきとしたこれからの日本の飲食業界を

ーー多くの飲食店をサポートされている中で、特に今、現場が抱えている「共通の課題」は何だと感じていますか?

日本国内にいると、どうしても隣の飲食店が「敵(ライバル)」になってしまいますよね。でも、私が海外で展開していた時は、横の日本食店は「仲間」だったんです。一緒にその国で日本食を広めるために戦うパートナーでした。

例えば韓国では、丸亀製麺、かつや、CoCo壱番屋、れたす(ダイニングイノベーション)、ほっともっと、笑笑といった競合他社が手を取り合って「日本食フェスティバル」という共同マーケティングを行いました。これは国内ではまず見られない光景です。

今の日本の飲食業界は、どこかが潰れては新しい店ができるという繰り返しで、成長が停滞しているように見えます。それは「自社だけで抱え込む」という古い慣習が原因ではないでしょうか。副業禁止やレシピの秘匿など、守るべきものはあっても、もっとオープンに知見をシェアし、お互いを高め合う文化が必要だと痛感しています。

人手不足の時代だからこそ、専門家を「シェア」して効率化を

ーーその課題に対し、御社のサービスはどのような解決策をていじできるのでしょうか?

深刻な人手不足が続く中で、すべてを店舗のスタッフや自社の社員だけで賄おうとするのは限界があります。これからは「仕組みとシェア」の時代だと考えています。

弊社のプラットフォームを活用することで、必要な時だけ専門家の力を借りる。それは単なる外注ではなく、飲食のプロたちが持つ「成功の型」を自社に取り入れるということです。私たちが運営するプラットフォームでは、メンバー同士が案件をバーターで紹介し合うようなエコシステムができています。

「自分が勝つ」ではなく「みんなでハッピーになる仕組み」を作ること。飲食業の価値を上げ、働く人たちが「ワクワク」できる環境を作る。私自身、独立以来「ワクワク」をテーマに掲げていますが、専門家をシェアすることで現場の負担を減らし、より創造的な仕事に集中できる仕組みこそが、今の日本に必要だと考えています。

名古屋の素晴らしい味を、もっと全国へ、そして世界へ!

ーー最後に、本イベント開催にあたり、愛知の皆様へメッセージをお願いします。

名古屋・愛知エリアは非常にポテンシャルが高いながらも、どこか「名古屋界隈で完結してしまう」という閉鎖的な側面もあるように感じます。でも、一風堂さんが博多ラーメンを日本全国や世界に広めたように、名古屋の味噌カツやあんかけパスタといった独自の文化は、もっともっと全国、そして世界に出ていけるはずです。

今回の「リピONEアワード@AICHI」が、そうした隠れた名店や、素晴らしい志を持つ経営者の方々が外へ羽ばたくきっかけになれば嬉しいですね。私自身、このイベントを通じて名古屋の飲食シーンがさらに面白くなっていくことを願っています。皆さんと一緒に、新しい飲食の未来を作れることを楽しみにしています!

  • 【会社情報】
  • 会社名:グローバルフードソリューション株式会社
  • 代表者:代表取締役社長 清水 貴之
  • 創業:2025年10月
  • 所在地:〒108-0075 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー7F
  • 事業内容:フードコンサルティング事業
    フードプラットフォーム事業
    フードソリューション事業
  • 公式サイト:https://gfs-g.co.jp/